[登山日記] 霧島縦走(H20/2)
[登山日記] 矢岳側から中岳トラバースルート(H20/2)
[霧島の花] ノカイドウ(野海棠)

2008年2月17日

[登山日記] 霧島縦走(H20/2)

[登山日記] 霧島縦走

韓国岳火口壁

韓国岳から甑岳を望む韓国岳樹氷韓国岳山頂をめざして韓国岳火口壁韓国岳中岳をめざして

「縦走をしていないやつはもぐりだな」
山仲間が言っておりました。
もう長いこと霧島を歩きまわっていますが、縦走は初めてです。
この前、高千穂河原から往復縦走をしましたが、えびの高原と韓国岳の頂上までを歩いていないので縦走と認めないとか。
その後に冒頭の台詞です。

もう、「もぐり」のままでいいかぁ、そう思っていましたが、何処かに引っかかる霧島縦走。
まぁ、それほどポピュラーなルートというところでしょうか。
それでという訳ではないですが、若いのを誑かして縦走を企画しました。
一人は生まれて初めての登山、もう一人も2回目です。

朝、6時に待ち合わせです。
まだ暗いなかを買出しをして霧島に、高千穂河原のおばちゃんはまだ来ていませんが車を1台おいてえびの側にむかいます。
7時というのに、もう車が止まっています。
さぁ、縦走開始です。

韓国岳は山全体が白くなっています。
登山口から雪が積もり樹氷が綺麗です。
雪を踏みながら、樹氷を愛でながら頂上に向かいます。
若いもんに遅れ気味で頂上に着いたのは1時間後。
なかなかのペースです。
相変わらず風の強い頂上は早々に後にして、風裏に入って暖かいコーヒーを一杯。

韓国岳の下りは雪と急勾配で滑る滑る。
幾度となく転ぶ若いもんを笑いながら楽しい道のりは続きます。
中腹のびわ池は相変わらず水が無く、その湖底を雪が平らに覆っています。

獅子戸岳をすぎ、新燃岳だけとの鞍部で早い昼食です。
まだ10時過ぎ、カップラーメンのスープの温かさが身にしみます。
新燃岳の火口を覗くと何時もの翡翠色の湖面に氷が張っていました。
どこも頂上は風が強い。
新燃岳山頂も証拠写真をとったら直ぐに退散です。

中岳・・・高千穂峰が勇壮です。
両翼を広げた峰は小学校の教科書に出てきた山の象形文字みたい。
そんな話をしながら急勾配をおります。

「足がぷるんぷるんするぅ」
若いのが石畳を歩きながら悲鳴をあげています。
膝と脹脛が慣れない山行に疲れたのでしょう。
それにしてもはじめてにしては良いペースです。
若いもんには叶いません。

1時過ぎに下山して3人とも初めてとなる霧島縦走は終わりました。
6時間、まぁまぁですね。
「縦走したのぉ、寒かったでしょう」
「ええ、痛いくらいでしたよ」
「私が来たとき-3度だったものねぇ」
高千穂河原で料金を払いながら暫くおしゃべり。
さて、温泉に入って・・・えぇ!ソフトクリーム食べるのぉ?

[記録]
日時 平成20年2月17日

コース 霧島縦走路 えびの高原-韓国岳-獅子戸岳-新燃岳-中岳-高千穂河原

参加者 私、M、A

7:10  えびの高原(登山開始)
7:45  韓国岳5合目
8:20  韓国岳山頂
10:00 獅子戸岳山頂
10:10 鞍部(食事)
11:20 新燃岳山頂
11:50 中岳山頂
12:40 高千穂河原(下山)



2008年2月11日

[登山日記] 矢岳側から中岳トラバースルート(H20/2)

[登山日記] 矢岳側から中岳・新燃岳コルに

新燃岳
高千穂河原から中岳を矢岳側に迂回して進むルートは幾つかあります。
昨年は高千穂河原から竜王山の麓へ進み、炭化木の沢あたりから新燃岳、獅子戸岳の鞍部に進む樹海ルートを何度かあるきました。
とても深い森で春には新緑や沢山の花を愛でることができる素晴らしいルートです。

高千穂河原から竜王山、皇子原の三叉路に行く途中に「このルートはわかりにくく危険です」と気になる文章の添えられた道標があります。
中岳・新燃岳方面へのルートのようです。
以前から気になっていたのですが、今回はこのルートへのお誘いがありました。

今日は8時半に高千穂河原集合です。
何時ものように古宮に一礼して森の中に分け入ります。
中岳を左に見ながら、まだ蕾のかたいミヤマキリシマの群生の中を矢岳に向かって進みます。
私自信、久々の山行です。
懐かしい顔を見ながら話しながらの山行は楽しいものがあります。

途中、件の立て札を皆で読んで確認して、さらに矢岳の方へ進みます。
今日はオプションとして炭化木の沢への行程が組まれています。
ここを訪れるのも久しぶりです。
何時もの通りの、しかし、少しずつ朽ちていく炭化木。
その姿は初見の驚きと、その後の寂しさを醸してくれます。

今回は、件の立て札のところからではなく、三叉路近くの沢から中岳を目指して進みます。
無き水の気配を辿りながら、枯れ沢を登っていきます。

沢の石が小さくなり始めた頃、件の立て札からのルートと交差する地点に着きました。
そのルートは沢を横切り中岳をトラバースするコースをとります。
私達もここから右におれて通常のルートを進みます。
この辺りから上り坂、中岳を視野にいれながら暫く上ります。

ルートはわかりにくいとは言え、思ったよりもしっかりとした道ができています。
目印のテープも比較的多くあります。
ただ、積雪時や夏場の茂った時は随分と判りにくくなるでしょう。
このルートで出会った人は1人のみです。
迷ったらどうしようもありません。
やはり危険なルートということでしょう。

暫く登ったあとは木々も低くなり、目の前に新燃岳の緩やから稜線が見えてきます。
新燃岳の山肌は高い木々も無くなだらかな草原の趣です。
こちらから見る新燃岳はなんと優しい姿をしているのでしょう。
あのエメラルド色の火口湖を思い浮かべながら暫く見入ることに。

中岳と新燃岳の鞍部、野之湯ルートとの交差点で暫く休んだあとは中岳経由で高千穂河原へと帰ります。
きょうは寄り道しながらゆっくりと、初めての、そして気になっていたルートを堪能した一日でした。

[記録]
日時 平成20年2月11日

コース 高千穂河原-河原・皇子原三叉路-炭化木の沢-枯れ沢-中岳トラバースルート-中岳・新燃岳鞍部-中岳-高千穂河原

参加者 私、O、O、A、F

8:30  高千穂河原(出発)
9:20  高千穂河原・皇子原の三叉路
      炭化木の沢
11:30 枯れ沢(昼食後出発)
12:05 本来のルートと合流
13:20 中岳・新燃岳の鞍部
13:50 中岳山頂
15:00 高千穂河原(下山)

2008年2月 3日

[霧島の花] ノカイドウ(野海棠)

[霧島の花] ノカイドウ(野海棠)

写真はノカイドウです。野海棠と書きます。連休過ぎに白い花を枝いっぱいに咲かせます。
蕾は赤い色をしていますが、開くと白い花になります。
ノカイドウは霧島の固有主で世界中でここ、霧島にしかありません。
しかも、咲いている時期は10日間ほどで、なかなか見ることができません。
例年では5月の連休ころが見ごろでしょうか。
韓国岳のふもとに群生していてえびのビジターセンターの近くでは毎年多くの花を見ることができます。

最近は鹿の食害などもあり少なくなってきているようです。
群生地には柵などで鹿が入らないように保護してあります。
野生のカイドウということで、リンゴの仲間の花らしいです。

えびのビジターセンターから少し霧島温泉郷の方にいったところに群生地があります。
車でもいけるので気軽に見ることができます。
えびの高原から韓国岳の麓を回るように大浪池に向かう登山道にも咲いています。

私の良く行くコースはえびの高原から韓国岳、大浪池と廻ってえびの高原に戻ってくるコースです。
えびの高原に車をおくと便利なコースです。
えびの高原から韓国岳へ登り、大浪池の方に降ります。
下り終わったところに有る非難小屋から、この登山道をえびの高原の方に向かって駐車場にいくのですが、このみちは通る人もすくないので荒れていません。
春の花、秋の紅葉と存分に山の自然を味わえる好きな道です。

日本名ノカイドウ
場所韓国岳麓、えびのビジターセンター付近
時期5月頃
学名Malus spontanea (Makino) Makino
科名バラ科リンゴ属
メモ絶滅危惧IA類(CR)