霧島の麓にて

霧島の麓から田舎暮らしの日々をつづります・・・山登り、短歌、そしてパソコンな日々

エッセイ

「はやぶさ」で宇宙に行った私(の名前)

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はやぶさ部屋を片付けたら面白い物を見つけました。

「星の王子様に会いにいきませんか」キャンペーンの記念プレートです。ガラス製で探査機はやぶさの打ち上げ日や打ち上げに使ったロケット、私たち家族の名前が書かれています。

昨年末に種子島から「はやぶさ2」が打ち上げられましたね。これから「はやぶさ2」は4年もかけて小惑星まで行き、その2年後に地球に帰ってくるという長い、長い、宇宙の旅を行うわけです。

この記念プレートは「はやぶさ2」の前の1号機「はやぶさ」の時の「星の王子様に会いにいきませんか」キャンペーンのものです。

キャンペーンの内容は、「はやぶさ」に自分の名前を乗っけて小惑星まで運んでいくという夢のあるものでした。

「はやぶさ」は小惑星に近づいたり着陸するための目印として投下される「ターゲットマーカー」という光を反射するボールを積んでいきました。その「ターゲットマーカー」に一つに応募者の名前を焼き付けたアルミニウムフィルム貼り付けるというものです。

その時は世界中から88万人もの応募があり、実際に「はやぶさ」と一緒に宇宙に旅立ちました。もちろん、私、私の家族の名前も一緒にです。

ご存知のとおり、「はやぶさ」は無事に小惑星にたどりつき、その「ターゲットマーカー」を小惑星「イトカワ」に投下しました。今も私の名前はイトカワの上に残っているでしょう。宇宙なので空気もありません。空気が無いので風もなく、風化もありません。宇宙風化というものもあるようですが、それでも多分、私が存在しなくなってもずっとイトカワに在り続けるでしょう。

今回の「はやぶさ2」でも同様のキャンペーンがあったようです。しかも「はやぶさ2」のキャンペーンでは「はやぶさ」と同様にターゲットマーカーに乗せて小惑星に届けるタイプと、再突入カプセルに乗せて地球に戻ってくるタイプがあったようです。
「はやぶさ2」と6年間の宇宙の旅をともにして戻ってくるというのもロマンがあっていいですね。こちらはメモリチップに名前やメッセージ、イラストなんかを書き込むのだそうです。

宇宙にはロマンを感じますね。JAXAもロケットを打ち上げるだけでなく、このようなキャンペーンなどで宇宙を身近に感じてもらいたいのでしょう。私たちも名前を「はやぶさ」に乗せたことで、「はやぶさ」のニュースはもれなくチェックしていましたよ。

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