2008年11月アーカイブ

短歌雑誌「にしき江」の10月号に掲載された短歌です。

【いくつもの時】

いわれなき失意のごとし流れ行く川面に浮かぶ木の葉いちまい

四片の白を集めしやまぼふし清楚という字そのままに咲く

いくつもの時計がしめすいくつもの時を眺むる時計屋にきて

わが内を写すごとくに暗くなる空あり斑に雲の覆ひて

アンニュイと書きたる古きノートあり高く詰まれし書類の奥に



久々に特選に選ばれました。
1首目は10首抄にも選んでいただきました、嬉しいです。

なんとなく危うい失意のような気分の歌をならべてみました。
2首目だけがちょっと明るいですね、この歌は理屈っぽいという評をいただきました。
今年のヤマボウシはとっても綺麗でした。
まぁ、感動すれば短歌になるというものでも無いですね。

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