[霧島の花] ノカイドウ(野海棠)
[霧島の花] 秋リンドウ(竜胆)
[霧島の花] ダイモンジソウ(大文字草)
[霧島の花] 春リンドウ
[霧島の花] ミカエリソウ(見返草)
[霧島の花] マンサク(満作)
[霧島の花] シロモジ(白文字)
[霧島の花] オオヤマレンゲ(大山蓮華)
[霧島の花] テンナンショウ(天南星)
[霧島の花] ミツバツツジ(三葉躑躅)
[霧島の花] キリシマミズキ(霧島水木)
[霧島の花] ミヤマキリシマ(深山霧島)
[霧島の花] ヤマボウシ

2008年2月 3日

[霧島の花] ノカイドウ(野海棠)

[霧島の花] ノカイドウ(野海棠)

写真はノカイドウです。野海棠と書きます。連休過ぎに白い花を枝いっぱいに咲かせます。
蕾は赤い色をしていますが、開くと白い花になります。
ノカイドウは霧島の固有主で世界中でここ、霧島にしかありません。
しかも、咲いている時期は10日間ほどで、なかなか見ることができません。
例年では5月の連休ころが見ごろでしょうか。
韓国岳のふもとに群生していてえびのビジターセンターの近くでは毎年多くの花を見ることができます。

最近は鹿の食害などもあり少なくなってきているようです。
群生地には柵などで鹿が入らないように保護してあります。
野生のカイドウということで、リンゴの仲間の花らしいです。

えびのビジターセンターから少し霧島温泉郷の方にいったところに群生地があります。
車でもいけるので気軽に見ることができます。
えびの高原から韓国岳の麓を回るように大浪池に向かう登山道にも咲いています。

私の良く行くコースはえびの高原から韓国岳、大浪池と廻ってえびの高原に戻ってくるコースです。
えびの高原に車をおくと便利なコースです。
えびの高原から韓国岳へ登り、大浪池の方に降ります。
下り終わったところに有る非難小屋から、この登山道をえびの高原の方に向かって駐車場にいくのですが、このみちは通る人もすくないので荒れていません。
春の花、秋の紅葉と存分に山の自然を味わえる好きな道です。

日本名ノカイドウ
場所韓国岳麓、えびのビジターセンター付近
時期5月頃
学名Malus spontanea (Makino) Makino
科名バラ科リンゴ属
メモ絶滅危惧IA類(CR)

2007年11月23日

[霧島の花] 秋リンドウ(竜胆)

[霧島の花] 秋リンドウ(竜胆)


秋リンドウ
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春リンドウ、秋リンドウとリンドウは霧島の山に澄んだ青い彩を添えてくれます。
春リンドウの小さい可愛らしい花に対して、秋リンドウは派手です。
大きな白い壷に青色の縁取りを星型に付けた感じです。
でも、蔓状の茎は弱々しく他の草などに寄りかかっています。
春リンドウが小さいながらも自立しているのとは対照的。
お日様の光が当たると花が開きます。

ところで、秋リンドウという植物はないようです。
実は、細葉リンドウだったり、普通のリンドウだったり。
霧島の秋リンドウはどちらなのでしょう。
私にはわかりません。
わからないので、秋リンドウにしておきましょう。

黄色から始まる霧島の花、春にはツツジなどの赤い花、ヤマボウシなど白い夏の花が終わると青い花が目立つようになります。
見上げて紅葉、足元に青い秋リンドウ。
この彩の終わる頃には雪が降り始めモノトーンの季節になっていきます。

日本名ホソバリンドウ
場所霧島全域で見ることができます
時期10月頃
学名Gentiana scabra Bunge var. buergeri (Miq.) Maxim. f. stenophylla (Hara) Ohwi
科名リンドウ科リンドウ属
メモ

2007年10月 8日

[霧島の花] ダイモンジソウ(大文字草)

[霧島の花] ダイモンジソウ(大文字草)

ダイモンジソウ
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大文字草、これほど花の名前が的確なのも珍しいかもしれません。
花の名前を紹介すると誰もが頷いてくれます。
なにしろ花の形が「大」の字そのものです。

花は小さくて白い5枚の花びらがあります。
そのうち2枚が長く伸びているのです。
上の3枚が短く、下の2枚が長いので「大」の字に見えます。
だから大文字草(ダイモンジソウ)

秋口に岩陰の湿気のあるところに健気に咲いている白い花です。
あまり大きくない花はひっそりと咲いています。
まるで日の当たる華やかな舞台を好まない、はにかみやの乙女のようです。

近くには良くイワカガミがあったりします。
春に花の咲くイワカガミは、この頃は葉っぱが茶色くなって文字どおり鏡の趣。
清楚な乙女のような大文字草に岩鏡、すてきな取り合わせと思いませんか。

山肌を紫に染める見返草と、白く清楚な大文字草、秋を彩る二人の美人草。
さて、貴方はどちらを愛でますか。
えっ、両方・・・、そうですよねぇ。
今年も忙しくなりそうな秋の霧島路です。

<関連記事>
[霧島の花] ミカエリソウ(見返草)

日本名ダイモンジソウ
場所水辺・川原・岩陰などの湿った場所
時期10月初旬
学名Saxifraga fortunei var. incisolobata
科名ユキノシタ科ユキノシタ属
メモ山地の湿った岩上に生える多年草

2007年8月 6日

[霧島の花] 春リンドウ

[霧島の花] ハルリンドウ(春竜胆)

春リンドウ
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春の山を歩いていると足元に淡い水色のリンドウが咲いています。
数センチの短い茎に可愛い星型の花がつきます。

春の霧島は賑やかです。
華やかなツツジが山好きの目を楽しませてくれますが、ふと足元を見ると可憐な水色の花が登山道の脇にちょこっと咲いていたりするのです。
華やかで派手なツツジ達とは違い、足元に小さくさりげなく咲いている春リンドウは健気で好きです。

晴れてくるとその小さな花を広げてくれます。
霧島ではいたるところに咲いています。
新燃岳と獅子戸岳の鞍部に広がる湿原は、黄色いツルキジムシロの水色の春リンドウが咲き乱れる見所です。
中岳山頂などでは低層のミヤマツツジの隙間に星を散らしたように春リンドウが咲いていて素敵です。

咲いている期間もながいので目にすることは多いと思いますが、ツツジの頃と重なり、道脇などに目立たなく小さくさいているので見逃すことも多い花です。

日本名ハルリンドウ
場所霧島全域で見ることができます
時期5月頃
学名Gentiana thunbergii (G. Don) Griseb.
科名リンドウ科リンドウ属
メモ

2007年8月 5日

[霧島の花] ミカエリソウ(見返草)

[霧島の花] ミカエリソウ(見返草)

ミカエリソウ
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そのあまりの美しさに思わず振り返るから「見返草」という名がついたのだそうです。
この花はオオマルバノテンニンソウ (大丸葉の天人草)、その名のとおり大きな丸い葉っぱが印象的な花です。

名前の割には地味な花です。
草の丈は低く、大きな丸い葉っぱが着いています。
シソ科という由来を示すような青シソの葉に似た大きな葉っぱです。
そこに細長い穂を出して薄い紫色の花が沢山つきます。
筒状の花から突き出した雌しべ、雄しべが印象的です。

時々、群生を見かけることがあります。
霧島では矢岳の群生が規模が大きくて、毎年綺麗な花を見せてくれます。
秋口の霧島を彩る花です。

似た花に天人草があります。
見たことは無いですが、こちらは淡い黄色の花だそうです。
天人の草とは素敵な名前ですね。

ところで見返草は別名イトカケソウ、その飛び出した雌しべ、雄しべかたついた名とか。
その変種がオオマルバノテンニンソウ (大丸葉の天人草)、葉っぱが丸くて大きいのが特徴だそうです。
黄色い花の天人草と紫色の見返草、そして見返草の変種が天人草の名を持つ。
親戚同士とは言え、ちょっとややこしい関係ですね。

日本名オオマルバノテンニンソウ
場所矢岳に群生
時期9月~10月
学名Leucosceptrum stellipilum (Miq.) Kitam. et Murata var. radicans (Honda) T.Yamaz. et Murata
科名シソ科テンニンソウ属
メモ別名:トサノミカエリソウ
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2007年7月19日

[霧島の花] マンサク(満作)

[霧島の花] マンサク(満作)

マンサク
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大浪池のマンサクを手始めに霧島の山々も花で彩られてきます。
マンサク(満作)は「まず咲く」ということだとか・・・。
まだ色あせた山々の風景の中でいち早く彩をつけてくれます。

4枚の細くて黄色い花びらは、近くで見ると花のようではありません。
なんか、中華麺でもくっつけたような感じです。
しかし、これが山肌を黄色く色づけてくると春が来たなと思います。

大浪の池に上り詰めて右手の方、東回りコースに行くと暫くすると黄色い花を見ることができます。
季節の頃は、まだ肌寒い3月中旬から4月始めでしょうか。
ともすると名残雪、忘れ雪の降る頃です。

この花が咲き終わる頃にシロモジ、キリシマミズキと黄色い花が霧島の山々を彩るように咲いていきます。
その後はノカイドウ、ミヤマキリシマ、ミツバツツジと華やか彩りの花々、そしてヤマボウシ、オオヤマレンゲの白い夏の花々と続きます。
そう、その始めにあるのがマンサクです。

日本名マンサク
場所大浪池 東回り
時期3月中旬~4月初旬
学名Hamamelis japonica Sieb. et Zucc.
科名マンサク科マンサク属
メモ
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2007年7月14日

[霧島の花] シロモジ(白文字)

[霧島の花] シロモジ(白文字)

シロモジ
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霧島の春は黄色い花々ではじまります。
その霧島を黄色く彩る代表的な花がシロモジです。

大浪池のマンサクから始まり、シロモジ、キリシマミズキと連なる黄色の流れは、モノクロの霧島が、華やかな彩りの山にかわる導入部です。
とくにシロモジは霧島山系のいたるところで見ることができます。

花自体は小さくて地味な花ですが、その花が2,3mの木の枝に咲くと素晴らしい風景になります。
シロモジは群生になっていることが多く、山肌を黄色く染めていく感じは、まさに春の到来を感じさせるのに十分な色合いです。

シロモジの咲いている期間は長くて、4月から5月くらいまで楽しむことができます。
シロモジの黄色が見えなくなる頃にツツジたちが咲き始めます。
霧島の山が黄色の季節から赤や紫の季節に変わるのです。

霧島全域で見ることができますが、私が好きなのは韓国岳の1合目から3合目付近のシロモジです。
シロモジが行く手を黄色く染めています。
その黄色い道をぬけるころ、青空のなかに韓国岳の頂上がせまってきます。

日本名シロモジ
場所霧島全域で見ることができます
時期4月~5月
学名Lindera triloba
科名クスノキ科クロモジ属
メモ

2007年6月27日

[霧島の花] オオヤマレンゲ(大山蓮華)

[霧島の花] オオヤマレンゲ(大山蓮華)

テンナンショウ
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霧島が梅雨の雨に濡れそぼる頃に、白い大きな花を付けるのがオオヤマレンゲです。
その花は純白です。
梅雨の曇り空の下、山深く入りこみ、その薄くらい中に純白の花を見つけると、天使にあったような気分になります。

木の高さは1、2mくらいの物が多く、1本の木に5輪程度の花を付けます。
花の大きさは握り拳くらいで、思ったよりも大きな印象です。
白い大きな花びらは、いくぶん俯き加減で清楚な趣です。
その花びらの奥には赤い雄しべが見えていて、綺麗なコントラストを描いています。

霧島では硫黄山で見ることができます。
えびの高原の不動池から県道をはさんだ向かい側あたりの山中です。
6月はじめから終りころにかけて多くの人がオオヤマレンゲを愛でに訪れます。

オオヤマはなんとなく分かるとして、なんで「蓮華」なのだろうと思ったのですが、ハスの花に似ているからだそうです。
ちなみにオオヤマは地名とか。

日本名オオヤマレンゲ
場所霧島硫黄山
時期6月中旬
学名Magnolia sieboldii K. Koch subsp. japonica Ueda
科名モクレン科モクレン属
メモ

2007年6月23日

[霧島の花] テンナンショウ(天南星)

[霧島の花]テンナンショウ

テンナンショウ
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山の暗いところに咲いていたりして、その不気味さから蛇草などといっておりました。
本名はマムシグザ、こちらの方がよっぽど不気味。
サトイモ科で漢字で書くと「天南星」、こちらはとっても素敵な感じです。

幼い頃は1本の筒状のものが延びています。
ちょっと独特な誕生のしかたです。
それが割れるように葉が出てきて、あの特徴的な花が咲きます。
仏炎苞と言うんだそうです。
なんだかありがたそうな名前です。
花がおわると、これまた印象的な実をつけます。
赤いボツボツがいっぱいついたトウモロコシ風の実です。
なんとも最初から最後まで印象的な花です。
しかも・・・、雌雄異株で栄養状態によって性転換するとか。

このあたりで見たことがあるのは、ヒトツバテンナンショウ、キリシマテンナンショウ、ツクシヒトツバテンナンショウ です。

ヒトツバテンナンショウは、よく見かけます。
その花は鮮やかな緑色に白い筋の入っているものが多くて綺麗です。
仏炎苞の蓋の部分をめくって覗くと棒状のものが・・・。
ちょっと秘密の部屋を覗いてしまったような気分です。

キリシマテンナンショウは霧島の名を頂いた妖艶な花です。
花は濃い紫・・・というよりも殆ど黒いろの花です。
ちょっと触るのには勇気がいりそうな感じです。
霧島ではヒトツバテンナンショウほどではないですがよく見かけます。

ツクシヒトツバテンナンショウというやたらと長い名前の花は高隈山系で見かけました。
こちらで見かけたものは淵が赤い感じの小さめの花でした。
この色合いは固体の変異かもしれません。

ところで、この花の紹介を他で見ていたら面白いことが書いてありました。
まず、あの独特の形の花ですが、あそこに虫が入っていくと上の方からは出られなくなるんだそうです。
テンナンショウは雌雄異株と紹介しましたよね。
それじゃぁ、雌花に花粉を届けられないじゃん。
でも、雄花の下の方には隙間があって虫が脱出できるようになっているんだそうです。
花に捉えられた虫がじたばたして、花粉を一杯くっつけてようやく脱出するとか。

そして、雌花にはその穴がない。
つまり、虫はそこで終りとなるのです。
その可愛そうな虫たちの中に、やっとの事で雄花を抜け出して来た虫がいたら受粉は成り立つとか。
なんとも・・・。
一抹の情けをかける男と容赦のない女・・・、いやいや、これは男の論理。
妖艶な花に吸い寄せられる男は、いずれ取り込まれることになるのでしょう。
わたしも、もう随分まえから・・・。

日本名ヒトツバテンナンショウ
場所霧島全域で見ることができます
時期5月~6月
学名Arisaema monophyllum Nakai
科名サトイモ科テンナンショウ属
メモ

日本名キリシマテンナンショウ
場所霧島全域で見ることができます
時期5月~6月
学名Arisaema sazensoo (Bl.) Makino
科名サトイモ科テンナンショウ属
メモ別名:ヒメテンナンショウ

日本名ツクシヒトツバテンナンショウ
場所高隈山系で見かけました
時期5月~6月
学名Arisaema tashiroi M. Hotta
科名サトイモ科テンナンショウ属
メモ花の背側に白斑

2007年6月16日

[霧島の花] ミツバツツジ(三葉躑躅)

[霧島の花] ミツバツツジ(三葉躑躅)

ミツバツツジ
写真のスライドはこちらから

ミツバツツジは霧島の春を彩ってくれる花々の中でも、とくに華麗な姿を見せてくれるツツジです。
ミツバツツジはミヤマキリシマよりも少し早く、5月の連休、ゴールデンウィークの頃に咲いてくれます。
ミツバツツジからミヤマキリシマへと、それは春から夏にかけての花の聖火リレーのようです。

何時もは通る人も少ない新湯林道が、5月の連休頃から急に賑わうようになります。
新湯温泉から林道を1時間くらい歩き、2本を川を越えると目の前に新燃岳が迫ってきます。
その辺りから急登になり、登りきると新燃岳の麓を緩やかに進む道になります。
もし、そこにミツバツツジのトンネルが広がっていれば、貴方はもう、その風景を忘れることができなくなるでしょう。
貴方とミツバツツジの相性が良くて時期を間違っていなければ、そこには素晴らしいミツバツツジのトンネルが出現するのです。

霧島の縦走路からは少しずれています。
縦走路の獅子戸岳と新燃岳の鞍部が十字路になっています。
新燃岳にむかって左に曲がると大幡山、こちらにはミヤマツツジの群生があります。
右に曲がると新湯林道方面、そこから10分も歩かずにミツバツツジの群生がります。

ミツバツツジはミヤマキリシマよりも大柄で、登山道を覆うように咲いてくれます。
山肌にも一面に咲いており、地を染めるというよりも空を赤紫に埋めるような雰囲気です。
霧島山系では多くの場所で見ることができますが、新燃岳周辺が多いようです。
毎年、その姿をみせてくれるミツバツツジですが、4年ごとに当り年となり壮大な姿を見せてくれるとの事です。
ぜひ、訪れてみてください。

場所霧島全域・新燃岳麓に群生があります。
時期5月
日本名ミツバツツジ(三葉躑躅)
学名Rhododendron dilatatum Miquel
科名ツツジ科ツツジ属
メモ葉が枝先に、3枚つ輪生しています

2007年6月13日

[霧島の花] キリシマミズキ(霧島水木)

[霧島の花]キリシマミズキ(霧島水木)

キリシマミズキ
クリックでスライドが始まります

4月に入ると霧島の山々に春が訪れます。
真っ先にマンサクの黄色い花が咲き始めますが、少し送れて賑わしてくれるのがキリシマミズキです。

早春の陽気に誘われて、霧島の山を漫ろ歩きしていると、もえぎ色の若葉に混ざって黄色い色が目にはいります。
その花が薄い黄色い花で、五つくらいの花が小さい房になって垂れていたらキリシマミズキです。

その淡い黄色の房は清楚な装いで、手折ってそのまま女性の髪飾りに贈りたくもなります。
まぁ、しかし絶滅危惧種でもあります、山では取るのは写真だけにしておきましょう。

水木は折ると水がにじみ出る木ということらしいですが、キリシマミズキは水木の仲間ではないそうです。
少し早く山に彩りを沿えるマンサクの仲間ということです。
しかし、沢の近くで春の霧に交えて黄色い花が見えると、ミズキという名も納得してしまいます。

霧島山系で最初に見つかり霧島の名前が付いたそうです。
九州では霧島山系にのみ、見ることが出来る花で、他には四国地方に自生しているようです。


見られる場所 霧島山系。韓国岳1合目付近に多く見られますが、霧島山系全域で見ることができます。

場所霧島山系。韓国岳1合目付近に多く見られますが、霧島山系全域で見ることができます。
時期4月頃
日本名キリシマミズキ(霧島水木)
学名Corylopsis glabrescens Franch. et Savat.
科名マンサク科トサミズキ属
メモ絶滅危惧II類(VU) (絶滅の危険が増大している種)

2007年6月10日

[霧島の花] ミヤマキリシマ(深山霧島)

[霧島の花] ミヤマキリシマ(深山霧島)

ミヤマキリシマ
写真のスライドはこちらから

ミヤマキリシマは霧島の名を冠した樹木では、一番有名な花でしょう。
5月の中旬、もう南国では夏の装いの霧島の山をうす紫に彩ります。

5月の連休頃から霧島の山々はツツジを愛でる登山者で賑わいます。
皆さんの会いたいのはミヤマキリシマの可憐な姿でしょう。

えびの高原や高千穂河原では5月の連休ころから咲いています。
この辺りでは1m程度の大柄なミヤマキリシマです。
登ることもなく手軽に楽しむことが出来ます。

少し頑張って中岳などの頂上を目指すと低層の可憐なミヤマキリシマを見ることができます。
足元に這うように丸い株が群生しています。
それに一面に薄紫の花が咲き、それが山肌を埋めています。

新燃岳は幻想的なエメラルドグリーンの火口湖が素敵な山ですが、その火口壁もミヤマキリシマの花で薄紫に染まります。
エメラルドグリーンの湖にパープルピンクの火口壁、所々から立ち上る蒸気、幻想的な風景を醸しだしています。

群生地では大幡山の群生が規模が大きく素晴らしいです。
また、高千穂河原から皇子原へ向かう途中の草原も素晴らしく、中岳を背に受けて草原が花に埋まります。
縦走路から離れますが、ぜひ訪れてみてください。

ミヤマキリシマは九州各地の山に自生しており、九重山、雲仙岳でも綺麗な姿を見せてくれます。

場所霧島全域で見ることができます
時期5月中旬~6月初旬
日本名ミヤマキリシマ
学名Rhododendron kiusianum
科名ツツジ科ツツジ属
メモ

2007年6月 5日

[霧島の花] ヤマボウシ

[霧島の花]ヤマボウシ(山法師)

ヤマボウシ

梅雨が終わると霧島にも夏がやってきます。
その頃に霧島の山に白い清楚な花を咲かせるのがヤマボウシです。
白く見えるのは花びらではないそうです。
でも、その総包片が貴婦人の帽子のよう。
名前の由来は法師の頭巾とか。

やっと梅雨があけて、山道を汗をふきながら歩けば上から蝉時雨。
その森の深い翠のなかに白い花の舞うのを見つけると涼しくなります。
その花はまるで木々にとまる白い蝶のようにもみえます。

霧島には、いろいろなところで見ることができます。
特に矢岳方面には多く、この写真は矢岳の沢でとった写真です。
大幡池の湖畔にも大きな木がありました。
静かに揺らぐ湖面を背景に白い花が揺れているのは素敵です。

6月終りから7月にかけて咲いています。
夏に花を愛で、秋にその実を味わいましょう。
わたしは、まだ食べたことはありませんが甘いそうですよ。