霧島の麓にて

霧島の麓から田舎暮らしの日々をつづります・・・山登り、短歌、そしてパソコンな日々

田舎の風景

オオイヌノフグリは己が名を憂うや

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オオイヌノフグリ

春は名のみで朝起きると霜で真っ白という日が、まだまだ多い我が家です。でも、私の大好きなオオイヌノフグリが咲き始めました。とっても小さい花ですが、もう少しすると我が家の庭を青く染めてくれます。

「オオイヌノフグリ」を漢字で書くと「大犬の陰嚢」です。花の可憐さには、似つかない名前です。
これは近似種のイヌノフグリの実に由来しています。イヌノフグリの実はハート型で、その名の通り犬のそれに似ています。まだ実物は見ていませんが、ネットで調べてみたら確かに似ていました。イヌノフグリの花は随分と小さいらしく、その大きい種類ということでオオイヌノフグリという名前になったらしいのです。

オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリの実は犬のそれには似ていません。イヌノフグリが無かったら、こんな不名誉な名前にはならなかったでしょうに。とっても可憐な花なのにかわいそうです。

可愛そうな名前をもつ植物は沢山あります。ヘクソカズラなんかも凄い名前です。屁糞葛・・・屁糞ですよ。可愛そうに。まぁ、臭いからついた名前なんですが、もう少し言いようがあったでしょうにねぇ。

ヘクソカズラ

このあたりの花たちは、ウッカタに言わせると全て雑草ということになり駆除の対象です。伸びてくると草刈り機で一掃されます。確かに小さくて目立たないですが、彼女たちも寄ってみると意外な姿を見せてくれるんです。園芸種の着飾ったスターのような花よりも、こんな野の花たちが好きだったりします。

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