霧島の麓にて

霧島の麓から田舎暮らしの日々をつづります・・・山登り、短歌、そしてパソコンな日々

登山日誌

韓国岳 樹氷を愛でに(H20.12)

更新日:

樹氷「霧島が雪」、そんな情報が舞い込んできました。
久々に山行計画は、その情報で霧島に決まりました。
家から眺める霧島は雪のようでは有りませんが行って見ましょう。

霧島神宮に集合です。
フォトハンターさんは、始めて一緒になりますが、2日前から霧島に来ているとか。
この寒い中に、車中泊なのだそうです。
さて、目指すはえびの高原、韓国岳登山口です。

登山口につくと全山白くなった韓国岳がありました。
雪は積もってので、雪化粧か霧氷かわかりません。
硫黄山までくると韓国岳の火口壁のくぼんだあたりから太陽が上りはじめました。
そらはまだ晴れきっておらず、太陽が昼月のように白く浮かんでいます。
幻想的な風景です。
ハンターさんはすかさずカメラのファインダーを覗きこみます。

入り口から樹氷のトンネルを抜けて登っていきます。
登山道には雪がなく、ただ木々だけが白くなっています。
1合目、2合目と写真をとりながら登っていきます。
5合目を過ぎたあたりから振り向くと雲海です。
かすかに桜島が雲の下に薄く浮かび上がっています。
7合目あたりから陽がさすことが多くなりました。
青空を背に樹氷が綺麗です。

頂上は相変わらず沢山の人がいました。
なんと2時間半もかけての韓国岳頂上です。
いつもの倍以上の時間です。
ここで食事をすまして・・・北斜面にむかってあるき始めます。
今日は火口を一周して反対側からの下山となりました。

暫く進むと縦走路が望めるようになりました。
みなれた風景です。
すこし噴煙をあげている新燃岳を背にして樹氷が煌いています。
木々についた氷がとけかかり透明になっています。
いつのまにか高くなった太陽に照らされてガラス細工のようです。

山頂のちょうど反対側のところあたりから火口におりて見ました。
結構、急な斜面ですが此処からしか降りられないとか。
火口では鹿が数匹走り回っていました。
火口から見上げると半分は白く、半分は茶色の火口壁です。
その交わったところあたりに山頂が見えます。
もう、人の姿はみえません。

火口壁の窪んだところを目指して上りはじめます。
降りたところとは反対側になります。
かなりの勾配ですが、これで行程をすこし短くできそうです。
火口をぬけると藪がまっていました。
ヤブコギです。
凍った笹を掻き分けて進んでいきます。
ひたすら下をめざして、右におりていくと硫黄山にぬけました。
振り返ると北斜面の勇壮なすがたが覆いかぶさってきます。

樹氷をめでるには最高の一日でした。
ここ数日の寒波と雨が霧島の山々を白く化粧して、今日の陽射しが青空と煌きを加えてくれました。
初めての火口とあわせて忘れられない山行となりました。

韓国岳・樹氷 登山記録

登山者 私、ハンターさん、Oさん、Aさん

8:30 韓国岳登山口(登山開始)
9:50 5合目
11:15 山頂(昼食)
13:10 火口降り口
13:30 火口
14:20 火口上部
15:15 韓国岳登山口(下山)

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