霧島の麓にて

霧島の麓から田舎暮らしの日々をつづります・・・山登り、短歌、そしてパソコンな日々

登山日誌

雁俣山 カタクリを訪ねて(H21.4)

更新日:

カタクリカタクリン、誰かがそう呼んでいました。
今日は片栗の花を愛でに五家荘です。
カタクリン、朝は肩をすぼめて俯いていた控えめな花も、昼を過ぎれば花びらをクリンとそらせてしまいました。
モンローが「7年目の浮気」で見せた有名なシーンを思い出しますね。
朝は清楚な乙女だったんい、昼を過ぎると妖艶な艶女に変身するカタクリの花。

熊本の山なので7時に空港に待ち合わせです。
今日のメンバーは7人、宮崎、熊本組とは人吉で待ち合わせです。
落ち合って一路、五木を目指します。
このところ熊本が多かったので馴染みの道です。

去年は京丈山にいったのですが、少し早かったのかカタクリは2輪のみでした。
はたして今日はどうなのでしょうか。
おりしも今日は山開きとか、イベントもあるようで先着100人にはプレゼントも。
そんな話をしながら山道を進みます。
プレゼントもいいのですが、山開きだと人が多いでしょうねぇ。

登山口につくとなにやら賑やかです。
演奏会をしています、人も多いようです。
プレゼントは・・・手遅れでした。
まぁ、そんなのよりも春のプレゼントの方を期待いたしましょう。

登り始めると直ぐに木の階段が現れました。
これが意外に長くてちょっと疲れます。
しかし、これを過ぎると平坦な道のようです。

暫く進むとチラホラとカタクリの花が現れました。
まだ俯いた乙女風カタクリです。
ハンターさんを先頭にシャッターを切りはじめました。
あっ、ハンターさんの帽子が・・・山の斜面を転がっていきました。
本当は入ってはいけないのだけどこれはしょうがないとロープを越えて取りに行きます。
これは偶然か必然か・・・不明です。

カタクリの群生を過ぎると坂が急になりました。
山頂直下は急登のようです。
ふと目の前にヒカゲツツジが現れました。
地味なツツジですねぇ。
蕾も多くて、まだ少し早いようです。

山頂はやはり混んでいました。
狭い山頂に20人ほど、私達はまだ早いので早々に降ってバイケイソウのところで食事ということに。
バイケイソウの蛇腹葉っぱを目指して進むと、おっとっと、一輪草があしもとに。
踏まないように注意しながらシートを敷いて食事です。

朝は花をすぼめていたカタクリも花びらをクルリとそらして再び出迎えてくれました。
さて、もう一度、妖艶なカタクリをカメラに収めていきます。
下の方ではまだ演奏会をしているようです。

降ってから演奏会に耳を傾け、スイカを食べて、コーヒーをのんで・・・ゆったりとした休日の午後をすごします。
さて、次は・・・去年、京丈山に行ったときに出逢ったヒトリシズカに会いに行こうということに、しかし、着いてみると門がしまっており断念、ではと栴檀轟の滝に。

くねくね道をくねくねと走って、なが~い階段を下りていった先は一条の滝。
滝までの道にはヤマブキ、二輪草、フデリンドウなどなど。
あらあら、カメラ屋さんは大忙しです。
ふぅ、私の写真も170枚になりました。

1時過ぎに雁俣山を降りてきたのに、温泉を出たのは5時でした。
あちらこちらと春の山を堪能した一日でした。
カタクリも新緑も、そして滝と滝の周りの小さな花たち。
きっと、来年も楽しませてくれることでしょう。
いまから来年が楽しみです。

雁俣山 登山記録

登山日 平成21年4月19日
登山者 谺、ハンターさん、コパさん、memeさん、mokomokoさん、Oさん、Nさん

7:00 鹿児島空港集合
9:50 雁俣山登山口
10:15 カタクリ群生地
10:50 雁俣山山頂
11:15 バイケイソウ群生地(昼食)
12:00 カタクリ群生地
12:50 雁俣山登山口(下山)

オプション 栴檀轟の滝

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