霧島の麓にて

霧島の麓から田舎暮らしの日々をつづります・・・山登り、短歌、そしてパソコンな日々

登山日誌

矢岳側から中岳トラバースルート(H20/2)

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中岳麓高千穂河原から中岳を矢岳側に迂回して進むルートは幾つかあります。
昨年は高千穂河原から竜王山の麓へ進み、炭化木の沢あたりから新燃岳、獅子戸岳の鞍部に進む樹海ルートを何度かあるきました。
とても深い森で春には新緑や沢山の花を愛でることができる素晴らしいルートです。

高千穂河原から竜王山、皇子原の三叉路に行く途中に「このルートはわかりにくく危険です」と気になる文章の添えられた道標があります。
中岳・新燃岳方面へのルートのようです。
以前から気になっていたのですが、今回はこのルートへのお誘いがありました。

今日は8時半に高千穂河原集合です。
何時ものように古宮に一礼して森の中に分け入ります。
中岳を左に見ながら、まだ蕾のかたいミヤマキリシマの群生の中を矢岳に向かって進みます。
私自信、久々の山行です。
懐かしい顔を見ながら話しながらの山行は楽しいものがあります。

途中、件の立て札を皆で読んで確認して、さらに矢岳の方へ進みます。
今日はオプションとして炭化木の沢への行程が組まれています。
ここを訪れるのも久しぶりです。
何時もの通りの、しかし、少しずつ朽ちていく炭化木。
その姿は初見の驚きと、その後の寂しさを醸してくれます。

今回は、件の立て札のところからではなく、三叉路近くの沢から中岳を目指して進みます。
無き水の気配を辿りながら、枯れ沢を登っていきます。

沢の石が小さくなり始めた頃、件の立て札からのルートと交差する地点に着きました。
そのルートは沢を横切り中岳をトラバースするコースをとります。
私達もここから右におれて通常のルートを進みます。
この辺りから上り坂、中岳を視野にいれながら暫く上ります。

ルートはわかりにくいとは言え、思ったよりもしっかりとした道ができています。
目印のテープも比較的多くあります。
ただ、積雪時や夏場の茂った時は随分と判りにくくなるでしょう。
このルートで出会った人は1人のみです。
迷ったらどうしようもありません。
やはり危険なルートということでしょう。

暫く登ったあとは木々も低くなり、目の前に新燃岳の緩やから稜線が見えてきます。
新燃岳の山肌は高い木々も無くなだらかな草原の趣です。
こちらから見る新燃岳はなんと優しい姿をしているのでしょう。
あのエメラルド色の火口湖を思い浮かべながら暫く見入ることに。

中岳と新燃岳の鞍部、野之湯ルートとの交差点で暫く休んだあとは中岳経由で高千穂河原へと帰ります。
きょうは寄り道しながらゆっくりと、初めての、そして気になっていたルートを堪能した一日でした。

中岳トラバース 登山記録 日時 平成20年2月11日

コース 高千穂河原-河原・皇子原三叉
路-炭化木の沢-枯れ沢-中岳トラバースルート-中岳・新燃岳鞍部-中岳-高千穂河原

参加者 私、O、O、A、F

8:30  高千穂河原(出発)
9:20  高千穂河原・皇子原の三叉路
炭化木の沢
11:30 枯れ沢(昼食後出発)
12:05 本来のルートと合流
13:20 中岳・新燃岳の鞍部
13:50 中岳山頂
15:00 高千穂河原(下山)

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