裏山の椎茸です。
我が家のホダ木は古いので4年くらい、新しいので2年くらいでしょうか。年々、増やしていって、今は20本くらいになりました。
毎年、秋口から芽を出してくれますが、うっかりしているとアッというまに傘が開ききってしまいます。傘が開いた大きい椎茸もよいのですが、開く前の肉厚のどんこ(冬菇)が美味しいですね。そういう意味では裏山あると毎日見回ることが出来てありがたいです。
椎茸は秋口に原木を切り倒しておきます。切り倒したままで葉をつけておくと良く乾燥します。その原木を1m程度に玉切りして駒打ちします。ドリルで穴をあけて種駒をハンマーで打ち込みます。駒打ちは寒い間が雑菌が付かなくて良いそうです。1月から3月くらいまででしょうか。この頃はホームセンターにも種駒が並べられます。
駒打ちしたあとは3ヶ月ほど仮伏せします。冬の寒さや乾燥から守り椎茸菌をホダ木に蔓延させるために必要な作業です。駒打ちしたホダ木を積み重ねて、上に木の枝やシートをかぶせておきます。乾燥しないように散水などするらしいのですが、私はしていません。
暖かくなった4月頃に仮伏せしていたホダ木を杉の木の下に立てておくと、2年ほどで椎茸が生え始めます。最近は種駒の種類も沢山あり、1年で生える菌もあるようです。本来は仮伏せのあとに1年ほど本伏せを行うようですが、私はたかだか裏山に20本ほど置いているだけなので、そのまま立てています。それでも家族で食べるくらいは出てきてくれます。
実は昨年はあまり椎茸が生えませんでした。いや、実際は生えていたようですが、ナメクジさんが生えたはなから食べていたようです。厄介なことに椎茸菌が好きな場所はナメクジさんも好きなようです。つまり湿気の多い所。ナメクジさんのつまみ食いが発覚したあと、ホダ木を少しばかり風通しの良い所に移したら、ナメクジさんの食害も少なくなりました。
まぁ、しかし、スーパーで売っている椎茸パックを見ると買った方が安いですね。なんでもそうですが中途半端は高くつきます。しかし、コストを考えなくて良いのが素人の強みです。ホダ木から椎茸の赤ちゃんが顔を出しているの見つけると愛おしささえ感じます。パック入り椎茸の特売品を見つけるのは違った喜びです。