「あなたが一番影響を受けた本はなんですか」
この質問に即答できる本がありますか。私にはあります。
「銀行の預金通帳だよ」
どうだ、まいったか・・・と言いたいところですが、これはバーナード・ショーのお言葉です。
彼は実にウィットにとんだ言葉を沢山残しています。こんなのも。
「できうるかぎり早く結婚することが女の務めであり、できるだけ永く独身でいることが男の務めである」
ついニヤリとしてしまいます。彼には男女に関する名言も多く、とてもためになります。たぶん。気になる方は自分で探してください。
次はこんなお言葉なんか如何でしょう。
「黙らせたからといって、意見を変えさせたわけではない」
よくある場面ですね。ついつい相手をやりこめて勝ったような気分になる。気分の良い場面ですね。
でも、それで相手が納得したということは少ないでしょう。「やられた」という思いが禍根としてのこります。禍根は隙があれば吹き出してくるかもしれません。
相手が負けたと思うような勝ち方は良くないのかもしれませんね。征服する場合は、相手にはっきりと負けを自覚してもらうことも必要かもしれませんが、それは征服し続ける力があるときだけです。私には無理です。
ビジネスの中では勝ち負けの関係はよくある事でしょう。よく「win-win」と言ったりしますが、これが基本でしょうね。
ビジネス以外でも勝ち負けの場面になることもあります。できれば避けたい場面ですが、そんな場面に出くわしたらバーナード・ショーの言葉を想い出したいです。
最後に彼のこんな言葉は如何でしょう。
「年をとったから遊ばなくなるのではない。遊ばなくなるから年をとるのだ」
私は仕事は出来ないけど、遊びは上手だと思うのですが・・・如何でしょう。