霧島の麓にて

霧島の麓から田舎暮らしの日々をつづります・・・山登り、短歌、そしてパソコンな日々

俳句

俳句吟行 国分城山公園は雲の中

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城山公園春霞
水墨画今日の画伯は春霞(谺)

今日は定例の俳句会でした。この時期はどうしても梅が季題となります。毎年、梅の名所を吟行先として選ぶのですが、今年は手近なところで国分の城山公園となりました。

あいにくの雨で高台にある城山公園は霧に包まれています。一時は吟行を取りやめて句会のみということでまとまったのですが、とりあえず行ってみようということになりました。行ってみると雨も小降りになりましたので、そのまま梅吟行の決行です。

城山公園梅

国分城山公園は桜の名所ということでは有名ですが、梅はあまり多くありません。それでも少しばかり植えてあり、春霞のなか白梅が浮かび上がってきました。ようやく雨もあがり、メジロたちが待ち構えたように集まってきます。青空のしたの梅もよいですが、春霞の中の梅も風情があります。

国分の歴史資料などを集めた資料館があります。130円の入場料を払って入館しました。この資料館は2度目ですが、私の大好きな古代史の資料などが展示してあり良かったです。2度目には2度目なりの発見がありましたが、歴史に興味の無い方は如何でしょうかねぇ。来館帳をみると、あまり訪れる人も少ないようでした。

菜の花の春が来たぞとすくと立つ(谺)

歌会では梅の句よりも春霞の句が多かったように思います。皆さん、まるで雲の中にでも紛れ込んだような霞んだ風景が印象深かったのでしょう。菜の花の句は季語が二つありますが、「すくと立つ」が印象深いということで地賞をいただきました。今回の地賞はニッカウヰスキーでした。マッサンのウィスキー。

来月は桜吟行です。梅も桜も延々と詠まれつづけている季題ですが、それでも毎年、花を愛でにでかけます。俳句という媒体はありますが、桜が好きなのは日本人の心、DNAというものかもしれませんね。

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