霧島の麓にて

霧島の麓から田舎暮らしの日々をつづります・・・山登り、短歌、そしてパソコンな日々

登山日誌

肝属山系 甫与志岳・黒尊岳の縦走(H19/6)

更新日:

黒尊岳梅雨の山行企画です。
1週間前からチェックしている天気は芳しくありません。
やっぱり、雨は覚悟の上の参加に。

今日のコースは甫与志岳から黒尊岳の縦走です。
参加人数も多く、国見平からと二股からの二手に分かれてクロス縦走です。
私は二股から甫与志岳を経て黒尊岳のチームの筈でした。
この後とんでもない事が起こる事になるのですが、それは後ほど。

高山の国見トンネルへの分かれ道で集合です。
ここで、複雑な方程式にしたがって車を分乗し、ぞれぞれの登山口にむかいます。
私達のチームは7人、2台の車にのって登山口に向かいます。
登山口はトンネルの横、雨も降らずにまずまずの出だしです。

9時過ぎに出発し、一路、甫与志岳へ向かいます。
このコースは、あまり入山する人が少ないのか、道がはっきりしなかったり、狭かったりします。
しっかりと目印を見て登る必要がありそうです。

しばらく進むと急な登りになりました。
甫与志岳は肝属山系の最高峰、969mの標高は楽をさせてくれません。
ところで、分かれ道まで同乗した方が、「国見平の方が標高が高いので楽だろう」との話をしてくれました。
なるほど、彼らとはどこで出会うのでしょうか。

しばし幾つかのピークを超えて、最後の登りに取り付きます。
雨に濡れた登山道は滑りやすく、足を踏ん張ってのぼります。
やがて下りに。
おや、おや、最後の登りではなかったようです。
そのまま下り基調で登り下りをしていると前から声が聞こえてきました。

「あら、早かったですね。甫与志岳の手前で出会うとは」
「???」
なんだか向こうのチームの様子が変です。
ここで、私達がとっくに甫与志岳を通り過ぎていたのに気がつきました。
どうも、甫与志岳ピークをトラバースしてしまったようです。
もう、時計は1時を回っています。
一度にお腹が鳴り出した7人衆でした。

さて、気を取り直して黒尊岳に向かいます。
その韓国ドラマのタイトルにも似た名前の山へは暫く歩く必要があります。
食事もとって元気の出たメンバーは、尾根伝いに黒尊岳を目指します。
甫与志岳までは藪道でしたが、このあたりは心持、広いような感じがします。
しかし、上り下りの大きいコースです。
下りでは幾度となく滑り、登りではすでに7時間近く歩いている足が悲鳴をあげます。

やっと国見平に着いたときには4時を回っていました。
7時間を越える縦走でした。
時折降る雨と汗で服はじっとり、靴は泥だらけの状態です。
そのまま、温泉へ急行。
ちょっと心残りのところもありましたが、楽しい山行でした。
皆様、お疲れ様でした。

日程 :平成19年6月24日
参加者:15名、8名と7名に分かれてクロス縦走
コース:鹿児島県大隈半島 肝属山系
二股トンネル-甫与志岳-黒尊岳-国見平

9:11 二股トンネル登山口
:  甫与志岳
13:02 国見平出発組と合流
15:20 黒尊岳
16:25 国見平 下山

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